SEO対策について実際にどうしたらよいのかわからないという声にお応えして具体的にお伝えしたいと思います。
SEO対策とは?
そもそも、SEOとは検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)を意味し、webページを検索したときに上位表示させるための対策のことを言います。
SEOの目的は検索上位することでアクセス数を増やし、問い合わせや注文などの行動を促すことです。
SEO対策のメリットはとは?
1.継続的な集客
広告費を支払う必要がないことです。
一度上位表示されると365日24時間働き続ける営業マンのような役割を果たしてくれるので継続的な集客が見込めます。
2.質の高いユーザーの獲得が可能
広告は全く興味がないユーザーの目にもとまります。しかし、SEOの上位表示された記事をクリックして入ってくるユーザーはつまり、自然検索から流入するユーザーです。
一般的に情報収集段階にあり、わざわざその商品を検索して入ってくるため知識を持っていることが多いです。そのため、単純に広告をクリックしてくるユーザーよりも、質が高く、成約や購入につながりやすい傾向があります。また、しっかりと調べて購入ケースが多いため、購入後のトラブルも広告より少ない傾向にあります。
3.ブランディング(認知度)への貢献
記事は書くことで資産性にもなると同時に長期的にSEO対策を続けることで、権威サイトとして認識されるようになります。根拠に基づいた質の高い記事を作成することでグーグルの評価も高くなり、信頼できるサイトだと認知されます。すると上位表示が常にされ、ユーザーの信頼を獲得し、ブランド価値の向上につながります。
SEO対策のデメリットとは?
1.グーグルに認知されるまで時間がかかる
記事を作成して通常1〜6ヶ月程度の時間をかけて順位が上がっていきます。これは、Googleの順位を決めている「クローラー」が世界中のサイトを巡回し、確認し検索結果の順位に反映させています。
しかし、均等にWebサイトを回っているというわけではありません。
どういうことかと言うとWebサイトの中でも更新頻度が⾼いサイトほど、Googleは巡回し優先して⾒に来てくれます。例えば半年間記事を更新していないサイトはGoogleの巡回頻度は少なくなってしまいます。
また、サイトを作って間もない場合は、Googleは頻繁に巡回してくれますが、サイトを作ってほったらかしは巡回頻度は少ないです。
2.専門スキルが必要
SEO対策を行うには、常にアップデートされるSEOを対策をする必要があります。
つまり、技術的な知識や最新のトレンドに関する理解が必要です。これらのスキルを習得したり、専門家に依頼したりするためのコストがかかる場合があります。
SEO対策には大きく分けて2種類ある
SEO対策は「外部対策」と「内部対策」に分けられます。
1.外部対策とは
外部対策とは自社サイト以外から周りからアクションによって評価を得ることです。
例えば、「この記事わかりやすいからおすすめなので記事のリンクを貼っておきます」という文章とともにURL(リンク)が紹介されている記事は見たことがないでしょうか。
自分の記事のURLをほかの人が紹介してリンクを⾶ばすことを「被リンク」といい、外部対策の⼀つとして評価されます。
これはどうしてかというと良いコンテンツを作れば周りが評価します。ただ中⾝が良いという判断だ
けではなく、「周りも評価している」という基準をGoogleは取り⼊れています。
2.内部対策とは
内部対策とは記事のコンテンツの質は良いかということです。質が良いという判断は主に3つです。
この3つはGoogleが正式に発表しているものではないため、絶対とは言えませんが仮説のもと、この3つが評価の対象になっていると考えられます。
1.記事の内容がそのテーマや分野に関連する情報を網羅しているか
2.ユーザーが⾒やすい内容に整理されているか
3.サイト全体でカテゴリごとに整理されているか
Googleが公式に順位への決定要素として挙げている3つをお伝えします。
1.Core web vitals(コアウェブバイタル)
ページの表⽰スピードや、設置されているボタンが適切なサイズかまたはページに合っているのか、ページの中でエラーが起きているものはないか、内容が読みやすいかなどです。
2.モバイルフレンドリー
パソコン以外にもスマートフォンやタブレットでも画面の表示が見やすいように調整されている
3.常時SSL
Googleはユーザーの安全を考え、常時SSLという暗号化でセキュリティ対策はされているのかです。
Googleは「E-E-A-T」という評価基準もある
「E-E-A-T」とは?
- Experience(経験): コンテンツの中に実体験が盛り込まれているのか
- Expertise(専門性): トピックに関する深い知識があるのか、情報がたくさんか、記事がどれぐらいある のかが大事
- Authoritativeness(権威性): 権威がある人か、プロフィールはあるのか、どれだけその情報に信頼ができるか
- Trust(信頼性): その情報がどれぐらい信頼できるのか、更新日が古いと古い情報かと思われてしまう
「YMYL(Your Money or Your Life)」という基準もある
「YMYL」とは?
YMYLとは、「Your money or your life」の略です。財産、健康、⽣命、など⼈⽣に深刻な影響を与えかねない情報を取り扱うものが対象となり、
具体的には、⽣命保険、投資、医療などがこれに当たります。
例えば、「頭が痛いときの対処法」という記事を書いたときに誰が書いた記事なのかを、医師の⽅が書いたのか、その⼈はその分野に対して、どれだけ専⾨性、権威性があるのか、分析して、順位を決めています。
間違った情報を伝えることを防ぐために信頼ができるのかを判断しています。
具体的には、「⽂字数の多さ」や「h2タグの個数」「ページ数の数」「ドメインのスコア」「被リンクの数」などさまざまなものがあります。
SEO対策するときはキーワードは何にするのかをいけません。タイトルを見たときに、人はこの記事を読むかどうかを判断することになります。
なのでまず、考えないといけないのがタイトル、メタディスクリプション、見出し、本文などにターゲットキーワードを適切に配置することです。
分析ツールのおすすめはGoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソール
やみくもに記事を書いていても検索上位を狙うことは難しいです。
Googleサーチコンソールと、Googleアナリティクスを使っていきましょう。
・Googleサーチコンソール
サイトの中に訪れる前の分析です。
たとえば、どのようなキーワードで流⼊しているのか、どのキーワードが何位で検索結果に表⽰さ
れているのか、などの情報を分析します。
・Googleアナリティクス
サイトの中に⼊ってきた後の分析です。
たとえば、サイトを訪れたユーザーがどのページをみて、どのページから離脱してしまっているの
か、コンバージョン(成約)に近いページはどこなのかなどを分析するものです。